江戸時代が「エコ時代」と言われるほどすごいリサイクルな暮らしとは
ここ最近、SDGsの取り組みがクローズアップされています。
SDGsとは「持続可能な開発目標」
17つの目標を掲げて、全世界が取り組んでいますが、現在の日本の達成度はまだまだ評価が低い目標があります。
「5.ジェンダー平等を実現しよう」
「13.気候変動に具体的な対策を」
この2つについては2016年以降最低評価を受けています。
まだまだ、その目標に向かっては課題が山積しているといえそうです。
そんな日本では、実は江戸時代にはリサイクルな暮らしが定着していて、エコな生活が今以上に凄くて、江戸時代ならぬ「エコ時代」とも言われたりするほどのものだったようです。
とにかく修理や再利用が進んだ最先端のエコ社会の証しとして、ろうそくの蝋や、灰、紙くずなどの買い取り業者もいたほどです。
もともと今のように物に会われた社会ではなかったので、すべてが貴重なものでした。
ごみや不用品の回収、壊れてしまったものを修理しての再利用などが盛んにおこなわれていたようです。
買い取り業者とともにいたのが修理業者。
提灯の張り替えや、割れた皿の再生なども行われていたようです。
割れてしまった皿は「焼継(やきつぎ)」という当時の技術で修復して捨てませんでした。
この「焼継」は安くて、茶碗であれば新品の4分の1程度の値段で買うことができたそうです。
そのために、新品が売れなくなってしまうほどのリサイクルが盛んなエコな暮らしだったようです。
まさに「江戸時代」ではなく「エコ時代」と言われるはずです。