前田智の輝き
前田智16年ぶりのサヨナラ打
だったとは
そんな試合を運良く現場で目撃できました。
寒い中、観戦している人たちは一気に寒さ吹っ飛びました。
試合の途中
こう着状態が続く中、何かを予感していたかのように
前田智を追っかけていました
こんなに写真を撮ることはないのに、
なぜかばちばちと撮っていました。
試合途中、戦況を見つめる前田智
先日までの前田智選手は、寒さ対策で鼻まですっぽりとマフラーみたいに
かぶっていましたが、この日は!?
ネクストバッターズサークルに登場したときの
球場の大歓声はすごかったです
テレビではどのように聞こえていたのか、知りたいくらいに!
梵がかわいそうなくらいでした。
栗原に「俺に任せておけ」
と言ったような言わないような!?
この瞬間に合わせて
調整をベンチ裏でしっかりしているようで
1球目ファール2球目空振りするなどして
溜息だけが球場に流れる中で、
この後、執念の一打が二遊間を抜けていきます
【広島カープブログ】
寒さを吹っ飛ばしたシーンをいろいろなブログで堪能してください
ゴロが二遊間を抜ける。殊勲者は一塁で緒方野手総合コーチと熱く抱き合っている。
ベンチを飛び出した選手たちは、さすがにこの男の頭だけはたたけない。
拍手、握手、そしてファンの大歓声。ベテラン前田が放った貫禄(かんろく)のサヨナラ打だった。
同点の九回1死満塁で代打を告げられた。珍しく1球目をスイングし、ファウル。2球目は空を切る。「オープン戦でも見なかった球速。変な空振りをした」。
3球目、落ちる球を拾う。「バットが当たるところに球が落ちた」と笑った。
打席で余裕がある。代打では2ストライクまでスイングしない場面が多い。その疑問にこう答えたことがある。
「追い込まれた方が集中力が高まる。僕の場合、直球にタイミングを合わせ、フォークをいかに拾えるかどうかだから」。その解説通り、集中力もバットさばきも、完ぺきなサヨナラ打だった。
「キャンプからいろいろと準備をしてきた。与えられた役割があるのは本当にありがたい」と頭を下げた。
代打道を究めることで、自らの存在価値を上げていく。