鯉党宣言~カープと雑学ネタ

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【間違えやすい言葉】「雪辱」は「晴らす」のか?「果たす」のか?

【間違えやすい言葉】
「雪辱」は「晴らす」のか?「果たす」のか?


令和元年の文化庁国語に関する世論調査では、「雪辱を晴らす」を使う人の方が多いという結果が出ています。
全体では、「雪辱を晴らす」を使う人が半数(50.5%)を超え、全ての世代で「晴らす」が「果たす」を上回っています。
 
「雪辱」の「辱」の訓読みは、「はずかし(め)」です。
「屈辱」の「辱」でもあります。
 
「雪辱」の「雪」には、"汚れを落とす" "すすぐ"という意味があり、「雪辱」は「辱めをすすぐ、除き去る」という意味になります。

そして「晴らす」にも、"すすぐ"と同じような意味があるので、「雪辱を晴らす」というと、"すすぐ"と"晴らす"で意味が重なってしまい、たとえば「頭痛が痛い」とか「馬から落馬する」というような表現となり、正しい表現とは言いづらくなります。

 
正しい表現は、「雪辱を果たす」で、「屈辱」に続けるのは「屈辱を晴らす」です。



 

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