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「敗北」に「北」が使われる理由とは! 方角を表す「北」ではなかった!

「敗北」に「北」が使われる理由とは!
方角を表す「北」ではなかった!


北京オリンピックも、いよいよ残り3日とな、日本は冬のオリンピック史上過去最多のメダルを獲得しています。

そんな中で、先日は高木美帆選手が金、ノルディック複合団体で28年ぶりの銅、フィギュアで坂本花織選手が銅とメダルラッシュに沸きました。
その裏で、小平奈緒選手はメダル獲得ならずと明暗を分けました。
1月中旬に右足捻挫をしていたそうで、北京入りしてからも滑られない状態が続く中で、「やり遂げた」という小平選手の言葉に「お疲れ様でした」と言葉を贈りたいです。

「勝者の影に敗者あり」と言います。
「敗北」という言葉がありますが、なぜ東でも南でも西でもなく「北」なのでしょうか?

ポイントは、「敗北」の「北」という字は、方角を表しているわけではないということです。
というのも、元々この字には、方角の「北」という意味はなかったのです

そもそも「北」という漢字は、2人の人間が背をそむけ合っていることを表していて、「北く」は「そむく」、「北げる」は「にげる」と読むことができます。

つまり「敗北」は、「敗れて敵に背を向けて逃げる(北げる)」という意味なのです。

ちなみに「北」という字が方角を表すようになったかという理由があります。

中国には「天子南面」という言葉があるように、「天子」つまり皇帝は、儀式の際に南を向いて座ったのです。
そうすると、皇帝の背中は北側に向き、そこから本来、背の意味の「北」が、方角を表すようになったといわれています。

京都市の地名で「左京区」が向かって右に、「右京区」が向かって左にありますが、これは南側を向いて座っている天皇から見た左右に合わせて名前が付けられたためだそうです。

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