鯉党宣言~カープと雑学ネタ

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5月18日は「ことばの日」 「言葉のあや」本来の意味とは

5月18日は、5(こ)10(と)8(ば)の語呂合わせで「ことばの日」です。

ことばとは、言と葉の複合語。葉は豊かさを表しています。
「ことば」を大切に使い、「ことば」によって人と人とが通じ合えることに感謝し、「ことば」で暮らしをより豊かにすることが目的です。

「言葉の日」ではなく、「ことばの日」としたのには、手話や点字など広い意味での「ことば」を知ってもらいたいとの思いが込められているそうです。


私たちの世界に言葉がなかったらどうなるのでしょうか。
私たちは、言葉を使って考えて感情を表現しますから、そういったことが、根本的に不可能になってしまいます。

今回は、「言葉」がついた言葉に「言葉のあや」というのがありますが、本来の意味について説明します。

日常「言葉のあや」は、つい口から出てしまった言い間違いといった意味で使ってはいませんか?
ところが、正しい意味ではないようです。

「言葉のあや」の「あや」は漢字で「綾」と書きます。
「綾」とは、糸の交差する点が斜めになっている「綾織の布」のことです。
そこから、物のおもてに現れた様々な形や美しい模様を表すようになって、さらに江戸時代には、会話や文章に現れた言葉の技巧にも使われるようになったとみられています。

ことばの巧みな言い方は、比喩を使って微妙なニュアンスを表現したりしますから、聞き手によっては誤解を生むことがあります。
そんなときに、「あれは言葉のあや」と使うのが本当の使い方です。

ですから、ついつい言ってしまったとか、そういう意味で言ったのではないというようなときに「言葉のあや」と使うのは本来の言い方ではありません。

 

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