フィギュアスケートとスピードスケートのリンクは氷の温度に差がある理由
フィギュアスケートとスピードスケート
リンクは氷の温度に差がある理由
フィギュアとスピードスケートのリンクの氷の温度が違っていることをご存じですか?
比較すると約3℃違います。
「フィギュアスケート」の氷はマイナス3℃程度で、「スピードスケート」はそれよりも低くてマイナス6℃前後の氷が良いとされているそうです。
では、なぜ温度に違いがあるのか?
それぞれの競技で競っている内容でリンクの氷の温度が違います。
フィギュアスケートは、なめらかな滑りだけでなくステップ・スピン・ジャンプなどの多彩な動きが求められます
より正確に滑らかなスケーティングを要求されますから、ブレートで氷をしっかりつかむ、つまり氷をとらえる必要があるのです。
カチカチの硬い氷と、少し柔らかい氷を比べた場合、氷をとらえやすいのは柔らかい氷です。
一方、スピードスケートはスピードを競う競技です。
氷との摩擦が少なければ少ないほど、早く滑ることが出来ます。
スピードスケートのスケート靴のブレードは鋭く尖っていて、フィギュアスケート用の靴のそれとは明らかに細いです。
細い刃と氷の摩擦をなるべく少なくしてスピードを出やすくするために氷の温度は約-6℃前後にして氷を硬くしています。