「大名行列」は各藩の見栄の張り合い アルバイトで雇われた人たちがいた
「大名行列」は各藩の見栄の張り合い
アルバイトで雇われた人たちがいた
大名は、参勤交代という原則1年ごとに江戸を訪れる義務がありました。
そのとき、江戸と藩の往復に行われたのが「大名行列」。
「大名行列」は、よく時代劇にも登場してきますね。
多くの行列が歩くシーンを見たことがあると思います。
その人数は藩の石高によっても違っていました。
加賀百万石の場合、江戸時代の終わりにはなんと3500人といった記録が残っています。
加賀百万石の場合、江戸時代の終わりにはなんと3500人といった記録が残っています。
この人数は各藩が見栄の張り合いをして増えていたようです。
もともと参勤交代は膨大な出費を必要としていて、諸藩がこうした見栄を張り合っていたことから、藩によっては財政的にかなり逼迫していたようです。
なぜなら、江戸に入る際には見栄の張り合いは最大になり、かなりの人数を増やすためにより多くの人員を必要としていたのです。
「渡り者」と呼ばれた今でいうアルバイトも雇っていたようで、そうした人材を派遣する業者もあったようで、驚きですね。