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【文学忌】文豪の命日を作品の名前をつけて文学的な業績を偲ぶ日

【文学忌】
文豪の命日を作品の名前をつけて文学的な業績を偲ぶ日

文豪の命日は、その作品の名前をつけて故人を悼むことがあります。

例えば、太宰治の場合(6月19日)は「桜桃忌」です。
6月19日は太宰が亡くなった日というよりも、太宰の遺体が見つかった日で、太宰の生まれた日でもあります。
檸檬忌」(3月24日)といえば、梶井基次郎です。
檸檬」は、彼の代表作です。
 
中には、文学作品の名前をつけないものもあります。
川端康成は、「川端忌」「康成忌」、与謝野晶子は「晶子忌」(白桜忌ともいう)と言われます。
きょう3月1日は芥川龍之介の生まれた日です。
数々の名作を残した芥川は、彼の作品名がついた文学忌があります。
それが「河童忌」
当時の日本社会、あるいは人間社会を痛烈に風刺、批判した小説で、同じ年の芥川の自殺の動機を考える上でも重要な作品の一つと言われています。

 
芥川の晩年の代表作「河童」ですが、もともと河童の絵を好んで書いていたりしたそうです。
この河童は、自画像ではないかと言われたりしていて、「河童」が亡くなった年に発表された作品であること、河童の絵を書くことが好きだったことなどから、芥川の命日は「河童忌」と呼ばれています。

 

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