メイクに欠かせない「ファンデーション」誕生と映画「風と共に去りぬ」の意外な関係
メイクに欠かせないファンデーション誕生のきっかけになったもの
メイクに欠かせないファンデーションですが、普及し始めたのは昭和20年代の戦後になってからで、比較的最近のことです。
それまで使われていたのは白粉(おしろい)。
戦後欧米から「ファンデーション」が入ってきて、徐々に広まっていったようです。
ファンデーションの原型は、舞台などで使われている「ドーラン」です。
ただし「ドーラン」の中には、片栗粉をラードで練ったような粗悪品もあって、乾燥するとひび割れなどが起きたりしていたそうです。
舞台は、客席との間に距離があり、ひび割れしてもまだ使えていたそうですが、それが全く効かなくなったのが映画の登場でした。
舞台は、客席との間に距離があり、ひび割れしてもまだ使えていたそうですが、それが全く効かなくなったのが映画の登場でした。
映画では、顔がアップにされるなどしますから、それまでの「ドーラン」は使えなくなり、それをきっかけで「ファンデーション」が開発され、崩れにくく自然の肌色に映る現在のような「パウダーファンデーション」が生まれました。