「賢い」という言葉の由来は「おそろしい」
「賢い」という言葉の由来は「おそろしい」
「賢い」と聞くと、頭の回転が速い、知識が豊富などの意味を思い浮かべますが、されだけでは言い尽くせない言葉です。
結論から言うと、「賢い」は、単に頭がいいだけではなく、"恐ろしいほど事情や事態を見抜く力がある"というのが本来の意味なのです。
「賢い」は古語の「畏し(かしこし)」から派生した言葉です。
広辞苑で、この「畏し(かしこし)」の意味を見ると、「畏し(かしこし)」の意味と一般的に考えられている、"おそれ多い"の意味は、2番目です。
「畏し(かしこし)」-広辞苑から-
【海・山・風などあらゆる自然の事物に宿っていると信じられた精霊の霊威に対して、畏怖・畏敬の念を持つのが原義】
①おそろしい。つつしむべきである。
②おそれ多い
てあります。
ここから、「賢い」は、"恐ろしいほど事情や事態を見抜く力がある"というのが由来のされています。