鯉党宣言~カープと雑学ネタ

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機内では当たり前のサービスと思っていた

機内での新聞廃止


機内で新聞や雑誌を読むのは私もよくやっていますが、
いつからか雑誌はなくなり、ついに新聞まで廃止になりました。
新聞くらいは当たり前のサービスだと思っていたのに、少しショッキングなニュースです。

これからは機内に乗り込む前に買っておかないといけませんね。
ドリンクサービスは、エコノミー症候群を心配して存続されていますが、
これも種類が少なくなること必至なのでしょうか?



夕刊フジより転載】
正月のUターンラッシュも一段落した5日、日本航空全日空が足並みをそろえて機内での新聞配布と予約電話の無料サービスを打ち切った。シートベルトを締め、「さて、新聞でも…」と思っても、もう配ってはくれないわけだ。専門家は「両社とも存亡を賭けた経費削減を行っており、背に腹は代えられないようだ」と指摘するが、しばらくは乗客から不満の声もあがりそうだ。

日航は国内線「クラスJ」と普通席、国際線のエコノミークラス、全日空は国内線一般席と国際線のエコノミークラスで新聞の配布を中止。さらに両社は、一般予約電話のフリーダイヤルも廃止した。

羽田から九州各地を結ぶスカイネットアジア航空(宮崎)も同日に追随した。その結果、羽田発着の国内線のうち、無料で新聞を配布するのは北海道国際航空(エア・ドゥ)のみとなる。新興の航空会社は就航当初から新聞を配布していないところが多いが、富士山静岡空港を拠点にするフジドリームエアラインズは「静岡新聞のみ無料配布している。他紙の配布も今後の検討課題」(広報)という。

今回の新聞配布中止で全日空は「1年で3億6000万円のコスト削減となる」(広報室)といい、日航関係者も「新聞、フリーダイヤルそれぞれで数億円のコスト削減」と語る。売上高から考えると微々たるものだが、両社とも小さなことからコツコツと経費削減に励むそうだ。

新聞配布の中止を嘆く声は多い。韓国や中国を仕事で頻繁に行き来する貿易商の50代男性は「海外では日本のニュースがチェックできない。その分、日系航空会社が運んでくる新聞が1日遅れでも楽しみだったのに残念」と惜しむ。旅行業界関係者は「新聞とフリーダイヤルの廃止は昨年7月に全日空が打ち出し、日航が追随した。新聞は朝一番の便に出発地から数十部積み込む。その後の便ではリサイクルして配布していた。日航は子供に配布するおもちゃも昨年春ごろからショボくなり、機内サービスの質は落ちる一方」と話す。

航空アナリストの杉浦一機氏は「2008年から国際線運賃の規制が緩和され、ローコストキャリアと呼ばれる格安運賃の航空会社が参入してきた。このため、日系の航空会社では運航コストと販売経費の高さが問題視されるようになった。フリーダイヤルの廃止は販売経費削減の一環で、さらに今春には代理店の国内線手数料を半額にする予定。航空会社は販売方法をネットに絞ろうとしている」と語る。

新聞配布の廃止については「乗客の反発は怖いが、背に腹は代えられない。ただ、飲み物のサービスは、機内が乾燥しているうえ、カットするとエコノミークラス症候群が増える危険性もある。輸送に直接響かないサービスを切りつめる方針のようだ」と言う。

今後は電車だけでなく、航空機に乗る前にも夕刊フジを買うのをお忘れなく、ということか。