香水売り場にコーヒー豆を置いている理由とは

香水売り場にコーヒー豆を置いている理由とは

デパートの香水売り場に行くと、コーヒー豆を置いてあるところがあります。
私たちの嗅覚はとても疲れやすく、順応しやすいそうです。


香水売り場には、数多くの香水があり、いろいろと匂いを試しながら、お気に入りの香水を探すことになりますが、疲れやすく順応しやすい嗅覚は麻痺してしまい、匂いの違いが分からなくなってきたりします。

そんな嗅覚をリセットするために置いているのが、コーヒー豆なのです。
コーヒー豆の香りをかぐことで、嗅覚をリセットして、香水の香りのにおいを新たな嗅覚でかぎ分けるのです。

 

これと同じことが行われているのが、香を嗅ぎ分ける「聞香(ぶんこう)」です。
ここでは、コーヒー豆でなく、「漬物」が使われていました。
「漬物」のことを、「香の物」といいますが、香りが強いからという理由だけでなく「聞香」に使われたことに由来するという説もあるようです。

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