「ぎなた読み」とは句読点を間違える読み方
「ぎなた読み」とは句読点を間違える読み方と言います
「蛍の光」の歌詞をご紹介します。
蛍の光 窓の雪
ふみよむ月日 重ねつつ
いつしか年も すぎの戸を
あけてぞけさは別れ行く
この最後の部分の歌詞ですが、正しい読みは、「あけてぞ けさは別れ行く」と「あけてぞ」で句読点が入ります。
ところが、私は小学校の頃、「あけて ぞけさは別れ行く」と思っていました。
「ぞけさ」って何だろうと思いながら、ずっとそのような読みだと思っていました。
フランス文学者で文芸評論家でもある蓮實重彦さんの少年時代のエピソードでも、このことが紹介されていたそうで、私だけではなかったと思い聞きました。
この句読点を間違った歌詞を思っていた方は、他にもたくさんいたのではないでしょうか?